沖縄本島北部にある“金武大川(ウッカガー)“
ここ以前読んだ本(何だったか忘れちゃったんですけど)で、“長命の水“って書かれてて、ずっと気になってたんですけど。
やっとで来れました!!
イメージでは鍾乳洞っぽい場所にあるのかぁと思ってたんですけど、全く違いました!!
長命の水 ウッカガー
説明板によると
ウッカガー(金武大川)は並里区の中央に位置し琉球石灰岩の多孔質を基盤とした地下水の湧き出た代表的な井泉で、県下に知られた井泉である。
ウッカガー(金武大川)案内板 「金武町教育委員会」
「大正13年に衛生上の見地から金武並里両区で経費を負担し1月に施工」コンクリートで用途別に区切り泉口の垠を飲料水、近くに男女別の水浴場を設け道路下方は洗濯場、芋洗場として構築された。
67年経過した井泉は水濡れなどにより平成2年3月改修され現在に至る。上下水道が普及する以前は金武並里住民の飲料水であり元旦の若水を汲み、夏には水浴を楽しみ、また地域住民の出会いの場であった。
井泉はかんばつ時に渇水せずその豊富な湧水量は1日1千トンを越え、余水は武田原に注ぎ稲、水芋の産地形成している。
生活様式や地域社会の変化にともない幾度か改修を重ねながら「長命の水」を象徴するように湧き出る清水の井泉は、先人より継承された文化遺産である。
と、あります。
ここウッカガー(金武大川)は、金武並里区の住人にとって、生活に必要な水を得る場所でもあり、子孫を残す為(出会い)の場でもあり、余水は畑にも注がれてるという。
まさに並里区を象徴する並里区の“核“の場所でもあるって事ですね。(僕なりの解釈です)
現在でも水を汲みに訪れる人が多く、僕がいる間にも何人か水缶を持ってきてました。
キンキンに冷えてるってわけではないですが、水は透き通っててすごくキレイでした。
ただ、衛生上の理由で“沸騰させて飲んでください“って注意書きがありますので、飲む方はいちど沸騰させてから飲んでくださいねー。
ところで、水缶って伝わりますよね?水を入れるポリタンクって言うんですかね。
本土出身の人に聞いたら“伝わるけど〜・・。んー。“みたいな反応だったので、水缶って地域的な名称というよりは世代的な名称なのか何なのか。。
今度調べてみます(笑)
ウッカガー
ウッカガーから、道を挟んですぐ目の前には「大川児童公園」がありました。
整備されておりキレイな遊具もあって、子供たちがたくさん遊んでいました。
そして、公園には滝がありました。
手前には小さなせせらぎもあり、子供たちは網を持って生き物取りに夢中でした。
そして注目すべきは、この噴水でしょうか。
豊富な湧き水を利用した噴水。
こんな楽しそうな公園、夏場は人でごった返すに違いない。
しかも、噴水で遊ぶ子供を見守る保護者の為なのか、写真左側はベンチがあって、さらに上には日除けの幕も貼られてるという。
すごい。すごいぞ大川児童公園!!
さすが、1日1千トンの水量を誇るウッカガー!!
暑かったので、ちょっと噴水で遊ぼうと思い近づいたら・・・
噴水が止まりました(笑)
そんな事ある!?
どっかで誰か見てる?(笑)
まぁでも、そんな日もあるよね。
(ずっと噴射してる訳ではなく、時間で噴射と停止を繰り返してるっぽいです)
おわりに
ここウッカガーは、昔は生活の中心地として、今は水遊びをする子供達が集まる場所として、形を変えながらも並里区の住民に大切にされている場所なんだなと。
水遊びをする為に集まってきた子供達がやがて大きくなり、一緒に遊んでいた子と結婚して子供が産まれて、その子供達がまた水遊びをする場所として訪れて、これからもずっと大切にされて行くんだろうなぁなんて想像しながら(笑)