車社会 沖縄

沖縄には鉄道(電車)が無く、県民の交通手段はもっぱら車。
沖縄では車が無いと仕事がない(就職出来ない)とまで言われるぐらい。

なので、多くの人が自家用車で出勤するので、朝の交通渋滞は相当なものです。
那覇市内の国道58号線の交通量は、九州地方でワーストに入った事もあるぐらい。
今は西海岸道路の開通や、わったーバス党(バス利用促進運動)などで少しづつ緩和されてきています。

数字で見る 車社会沖縄

ではどれぐらい沖縄が車社会なのかと言うと、今や1家に1台どころか、1家に2〜3台は自家用車を保有している家もあるぐらいです。

沖縄総合事務局陸運事務所が発表した2018年度の自動車保有台数は114万5535台。
この数字は陸運事務所が5年ごとに発表するので、現時点(2021年)では最新の数字です。

沖縄県の人口が約145万人なので、1人あたり約0.79台の計算になります。

人口比率で言うと沖縄は全国でもトップになります。

でも・・・数字ばっかだと面白くないですね(笑)

でも0.79台というと、丸々1台とまではいかないけど、後ろタイヤがついてない状態ぐらいかな。
なので、県民1人あたり(大人も子供も)、後ろタイヤの無い車を1台所有している事になります。

つまるところ、県民は1人1台廃車を持っている訳です(笑)



冗談はさておき、市町村別で見ると、1位が那覇市の187,085台、2位が沖縄市の102,489台、3位がうるま市の98,262台と続きます。
人口の多い那覇市、沖縄市は妥当な順位かなぁと思うけど、浦添市や宜野湾市を抑えて3位にうるま市が食い込んだのは意外でした。
データを見ると、うるま市は軽貨物の所有台数が全体を底上げしてる状況でした。

僕の推測ですが、畑の多いうるま市は農作業で軽トラを使用する為、自家用車と軽トラックを所有している人が多いのかなと。
なので、ある程度人口も多くて畑も多いうるま市が上位に食い込んだのではないかと。
そうなると、野菜の産地としても有名な豊見城市もこれに該当しそうですが、豊見城市の人はバイクの所有率が多いイメージ。
僕の推測と体感ですが(笑)

※豊見城市は58,038台で6位です。

おわり


モノレールはあるんですが、自家用車が浸透した後に運行開始された感は否めないですし、那覇以外に住む人は利用しにくいという事もあって、モノレールだけでは「車社会沖縄」のタイトルを返上する事は叶わなさそうです。

沖縄にも鉄道を!なんて声もありますし、戦前には沖縄にも軽便鉄道が存在していました。
しかし、戦後焦土と化した沖縄では生きる為にまず家が建てられ、鉄道は後回しになりました。その辺はまた、軽便鉄道の話と合わせて今度紹介したいと思います!!

かいたひと
ゴリラ勇介

沖縄で「ゴリラコーポレーション」というコンビで芸人をやっています。
普段は漫才やコント、新聞での執筆活動、ラジオで喋るのも聴くのも好きで、ラジオ沖縄では「people wave α」という番組もやりつつ、タイムテーブルでラジオコンシェルジュを執筆しています。RBCiラジオでも「只今いきものんちゅ」という番組をやっています。

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