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屋慶名海峡

藪地大橋から撮影

沖縄本島中部にある屋慶名海峡。
藪地島(左)と本島(右)の間の狭い水路の事を言うんですが、ここにも面白い伝説が残ってました。

屋慶名海峡に残る伝説

ここには、東洋のローレライ伝説が残ってました。
ローレライ伝説と聞いても僕はピンと来なかったんですけど、ローレライ自体はドイツのライン川沿いにある岩山のことで、昔、そこを通ると岩山の上から美しい歌声が聞こえてきて、あまりの美しさに舵を取るのを忘れ船が沈没した場所として伝説が残ってる所で、現在は人気の観光スポットらしいです。
ドラゴンクエスト3で、船で通ろうとしたら悲しい音楽が流れて押し戻される“オリビアの岬“の元ネタになった伝説で、僕はドラクエのおかげでローレライ伝説をすごく身近に感じました(笑)

さて、では東洋のローレライ伝説はどうなのかというと
“日本の海賊が屋慶名に上陸し、村を襲う前にこの岬にある拝所の石香炉で刀を研いだところ、それに怒ったベーベークー神が海賊船を転覆させた。
また別の日は、ここを通る日本船が大波を被り転覆し乗組員が全員水死。
それ以来、ここでは哀歌が聞こえる様になり村の漁夫はここを通る時は全員脱帽しものも言わずに通る様になった“とあります。

まさに東洋のローレライ。

屋慶名海峡を見守る拝所

拝所から見える屋慶名海峡

屋慶名海峡が見える崖下には拝所もありました。
ここは“潮(すー)御願““渡(どぅ)御願“とも言われているようで、ご神体が女性器を象徴しているとされるベーベークー(水字貝)。
この神は、地元民の海上安全や外敵を防ぎ村を守ると信じられています。
旧暦の9月には子孫繁栄を願う“ヌー御願“の行事でここを拝み、ヌーまんじゅうという細長い餅を供えます。このヌーまんじゅうは男性器の象徴とされています。

のーまんじゅうはよく見かけるけど、ぬーまんじゅうって初めて聞いたなぁ。


だいぶボロボロになった看板が少し寂しさを感じさせます。

沖縄の景勝地

さて、ここには素晴らしい景色が楽しめる屋慶名展望台という場所もあります。
看板でもあるように、向かいの藪地島、藪地大橋とのトライアングルは“沖縄の瀬戸内海“と称されるほどの素晴らしい景観で、昔は「沖縄観光名所35景」にも選ばれたとか。
ただ、現在は展望台へは行けなくなってたのが残念です。

沖縄にはこういう“昔は“景勝地だったけど、あまり人が訪れなくなったせいか整備されなくなっていき、どんどん寂しくなっていった場所がたくさんあるような気がします。
もちろん今でも素晴らしい景色を楽しむことができるから、穴場的な場所として僕個人的には好きなんですけど、やっぱり少し寂しいですよね。

向かいの藪地島は拝所と畑と、グスクがあったって言われる島だけど、伝承なんかが残ってなく観光地化してるわけでもないので、ツアーなんかでこの辺りに来ることは中々ないかもしれないですが、もし来ることがあれば“屋慶名海峡“でローレライを感じてみてください。

耳を澄ますと哀歌が聞こえて来る・・かも。

かいたひと
ゴリラ勇介

沖縄で「ゴリラコーポレーション」というコンビで芸人をやっています。
普段は漫才やコント、新聞での執筆活動、ラジオで喋るのも聴くのも好きで、ラジオ沖縄では「people wave α」という番組もやりつつ、タイムテーブルでラジオコンシェルジュを執筆しています。RBCiラジオでも「只今いきものんちゅ」という番組をやっています。

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