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沖縄の泡盛

沖縄のお酒と言えば「泡盛」
お酒好きのウチナーンチュが飲むお酒ってだけで、強そうなイメージがすると思うが、まさにその通り(笑)
一番良く飲まれている泡盛のアルコール度数は30度なんで、かなり強めのお酒の部類には入ります。
今日はそんな泡盛についての話をしたいと思います。

そもそも泡盛って?

酒税法上では焼酎に区分されているが、かなり独自性の強い沖縄に昔から伝わるお酒のことです。
一応酒税法では焼酎に区分されてはいますが、原料も風味も焼酎とは全く異なります。
泡盛は米を“黒麹菌“で発酵させた蒸留酒になります。

泡盛の歴史

泡盛の歴史は古く、沖縄がまだ琉球王国と呼ばれていた頃に遡ります。
13世紀初頭、西アジアで発達した蒸留技術が、中国からタイを経由して琉球に伝わってきたと言われています。
その当時、泡盛の事を“サキ“と呼んでいて、献上品や高級品として厳重に管理されていました。
(薩摩から徳川幕府に献上された記録も残っています)
酒造り自体も首里の“崎山““鳥掘““赤田“の三箇所でしか許可されず、密造酒を造ろうもんならスグ死罪になる徹底ぷりだったそうです。それでも密造所造りは無くならなかったそうで、大好きな酒の為なら死ねる!状態(笑)
沖縄の人の酒好きっぷりがわかりますね(笑)

そんな“サキ“から“泡盛“と呼ばれるようになったのはどうしてか?
これも諸説ありますが、古代インドのサンスクリット語でお酒の事を「アワムリ」って呼んでたのが伝来した説。
他には薩摩命名説。
そしてこれが本命じゃないかって言われているのが、その昔、蒸留仕立てのお酒は泡を立てる事で出来がいいかどうか調べてたそうな。実はこの習慣はアジア各地で見られたそうで、琉球は色んな国と貿易をしていたためこの方法を知ってたんじゃないか。
それで、「泡を盛る」から「泡盛」になったんじゃないか説。

確かに僕の説明のボリューム的にもこの理由が説得力がある気がしますね(笑)

その泡盛は、琉球王国が沖縄県になり、お酒も免許制になって民間でも堂々とつくられる様になって広まっていきました。

泡盛と戦争

泡盛は時が経つほど熟成されて、味も香りも濃厚になって深みを増していくお酒です。
3年以上寝かしたお酒の事を「古酒(くーす)」といって、味がまろやかになりお酒好きじゃなくても一度は試して欲しい逸品です。
琉球王国時代は100年、200年ものの古酒があったと言われていますが、戦争で全て失いました。
それどころか、酒蔵が破壊され泡盛を造るのに必要な黒麹菌が消滅してしまい、泡盛自体も消滅の危機だったんです。
ところが、東京大学の「酒博士」と呼ばれていた先生が、戦前に各泡盛メーカーを回って黒麹菌を採取していた事が判明。それは64年前に採取されたものだったらしいんですが、調べたところ黒麹菌がまだ生きてたんです。
この黒麹菌を培養する事で、戦前と同じ泡盛を復活させることに成功しました。


戦後の泡盛

戦後、見事復活に成功した泡盛。
しかし、戦後の沖縄はモノがない。泡盛を造っても入れる容器がない。
そこでどうしたか?
米軍が飲んで不要になったウイスキーの瓶に泡盛を詰めて販売していたりしました。
その名残で、沖縄の泡盛の瓶は今でも茶色い瓶が多かったりしますし、内容量も本来3号瓶は540mlのはずが600ml入ってます。
色んなところで沖縄はアメリカの影響を受けてるんです。
お酒の話とはそれますが、沖縄の紙パックの牛乳は1ℓではなく946mlと少なめになってます。
これは、戦後米軍統治下だった当時単位が“ガロン“だったので、4分の1ガロンで946mlだったという名残です。

現在の泡盛

現在沖縄には48の泡盛酒造所があります。
沖縄の市町村の数が41なんで、市町村の数より多いんです(笑)
これにビールの酒造所とかも加えると、どれだけの量のお酒が造られてるんだって話ですね。

独自性が強い花酒

元々個性の強い泡盛の中でも、ひときわ個性が強いのが与那国島の泡盛ではないでしょうか。
泡盛の製造工程で「ハナサキ」と呼ばれる特別の初留部分である一番搾りだけを抜き取って製品にし、それを特産品にしているのが与那国島の泡盛「花酒(はなざけ)」です。

花酒は泡盛と全く同じ原材料と製造法ですが、アルコール度数が60度と高く、酒税法上はスピリッツ類になります。日本では与那国島だけで製造が許可されています。
※アルコール45度以上がスピリッツ類

まとめ

いかがでしょうか。沖縄の泡盛の事が少しでもわかって貰えたら幸いです。
実は今この泡盛の若者離れが進んでると言われています。
泡盛メーカーは色々手を打ってはいるんですが中々消費量は伸びてないのが現状です・・・。
沖縄の泡盛、この機会にぜひ試してみてはいかがですか?
僕のおすすめの飲み方は、ロックでちびちびと頂くのがおすすめです。
泡盛の風味をダイレクトに感じられて最高です!
日本酒と違って蒸留酒なので2日酔いしにくいって意見もありますが、飲み過ぎたらちゃんと2日酔いします(笑)
それに度数が高いので翌日車を運転する人なんかは気をつけてください!

かいたひと
ゴリラ勇介

沖縄で「ゴリラコーポレーション」というコンビで芸人をやっています。
普段は漫才やコント、新聞での執筆活動、ラジオで喋るのも聴くのも好きで、ラジオ沖縄では「people wave α」という番組もやりつつ、タイムテーブルでラジオコンシェルジュを執筆しています。RBCiラジオでも「只今いきものんちゅ」という番組をやっています。

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